週末、友人に誘われて小さな演奏会に行きました。
使われる楽器はマトリョミン。
ロシアの電子楽器テルミンをマトリョーシカの中に入れた日本生まれの楽器だそうです。
その基礎知識は持っていたものの、テルミンがどんな楽器でどんな音なのかも知らず、ましてやマトリョミンなんて見たこともありません。
ドキドキしながら演奏を待ちました。
奏者はマトリョミンの後ろで手を動かしているだけ、マトリョミン本体には触れることなく不思議な音色が流れます。
この音はどうやって出ているのだろう、実は奏者が口で歌っているのではないか、と思ってしまいます。
その疑問はおそらく初めて演奏を聴いた誰もが思うことなのでしょう、途中にマトリョミンの原理についての説明がありました。
マトリョミンの中には電子回路が入っていて、電波が出ているそうです。
「ちょうどラジオのチューニングと同じような感じで、その電波を遮ることによって音の高低が変わる」と言われれば、確かにアナログラジオのチャンネルを合わせるときのキューンという音に似ています。
楽器とは思えないキュートな見た目と不思議な音の組み合わせに一瞬で虜になりました。
簡単に買える値段ではないのですが、ただ今マトリョミン欲しい病発症中です。
マトリョミン製造販売 マンダリンエレクトロン社
https://www.mandarinelectron.com/