私には洗濯物のニオイに関する悩みがあります。
と言うと、多くの場合は生乾き臭や洗っても落ちない頑固な臭いなどいわゆる「悪臭」を思い浮かべるでしょう。
でもそうではなく、柔軟剤や洗剤の香料について悩んでいます。
近年、特に強いニオイ、長時間持続するニオイの付いた洗剤や柔軟剤、あるいは香り付け剤が発売されています。
一般的には良い香りかもしれませんが、過敏な体質の人にとっては暴力的なニオイでしかありません。
夏は特に窓を開けている時間が長いこともあり、他の家のベランダから洗濯物のニオイが家中充満してしまいます。
窓を閉めたときには既に遅く、長く継続するニオイがいつまでも残るのです。
電車や商業施設など人が集まる場所でも同様に他人の衣類のニオイで気持ち悪くなってしまいます。
よく知られているシックハウスは建材や塗料に含まれる化学物質によって発症します。
香料も「人に好まれるようなニオイ」の化学物質であり、シックハウスを引き起こすような化学物質と違いはありません。
より強く香りを付けたいからと規定量より多くの柔軟剤を使う人もいると聞きます。
同じように柔軟剤のニオイに困っている人が多いようで、
「柔軟 剤 臭い 迷惑」
「柔軟 剤 匂い なし」
「柔軟 剤 臭い 消す」
「柔軟 剤 臭い 職場」
「柔軟 剤 臭い きつい」
「柔軟 剤 臭い 人」
「柔軟 剤 臭い」
などと検索すると、同じような意見を見ることができます。
それなのになぜ、強いニオイの製品は無くならないのだろう、と疑問にも思いますが、せめて使用量を守って使って欲しいのです。
本当のおしゃれは自分だけで密かに香りを楽しむことではないでしょうか。
実際に、
「柔軟 剤 香り なし」
「柔軟 剤 匂い きつく ない」
「柔軟 剤 無臭」
など、香りのない柔軟剤を探している人も多いようです。
一般的に”良い香り”と思われているものには「臭い」とは言い難いものですよね・・・
柔軟剤の臭いについて調べてみました
柔軟剤の臭いについて調べました
柔軟剤の臭いで健康被害の報告も
最近では柔軟剤の臭いがきついと思っている人も多いようで問題になることも増えています。
実は、ただ臭い、というだけではなく健康への被害も出ているようです。
柔軟剤の香りが大好きな人にも、このようなことを知ってもらえるといいですよね。
2013年9月に国民生活センターが公表した柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報によると、
・PIO-NETに寄せられた「柔軟仕上げ剤のにおい」に関する相談件数は、2008年度は14件でしたが、2012年度は65件となり急増しています
・「柔軟仕上げ剤のにおい」に関する相談187件のうち、危害情報は61%(115件)で、2008年度は3件でしたが、2012年度には41件となり、急増しています。
国民生活センターは、消費者へは
・自分がにおいに敏感な場合は、商品を選択する際に、商品の表示等に記載された芳香の強さ等を参考にしましょう。
・自分にとっては快適なにおいでも、他人は不快に感じることもあるということを認識しておきましょう。
とアドバイスしています。
業界・輸入事業者へはにおいが与える周囲への影響について配慮を促す取り組みを行うよう要望します。
詳しい情報は国民生活センターの柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供を見てください
→ http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20130919_1.html
柔軟剤の臭いがきついと言われないために!柔軟剤の臭いを消す方法は?
柔軟剤を入れてよい香りに包まれたいけれど、人を不快にする使い方は避けたいものですよね。
柔軟剤が臭くて迷惑、と言われないための方法をいくつかご紹介します。
外干しで柔軟剤の香りが軽減
自分好みの香りの洗剤や柔軟剤は、洗濯が楽しくなりますよね。
でも、香りが強めの場合は、それだけ香りが苦手な人にとっては負担になってしまうので、外干しをおすすめします。
洗濯物が太陽の紫外線にあたることによって、香りが飛ぶので強めのものもちょうど良い香りになるんです。
ただし、放置しすぎると香りが全て飛んで洗濯物が固くなってしまうので洗濯物が乾いたらなるべく早めに取り込みましょう。
赤ちゃんや小さい子供にも安心の柔軟剤は?
健康被害も報告されている柔軟剤の香り。
やはり赤ちゃんや小さい子供への影響も心配ですよね。
柔軟剤の香りが気になるから使わない!となってしまうと、固くて皮膚への刺激にもなってしまいますから、香りが少なく肌触りも良くしてくれるような柔軟剤を使用したいですね。
次に、いくつかご紹介します。
ECOVER(エコベール) ゼロ ファブリックコンディショナー(柔軟仕上げ剤)
英国アレルギー協会認定商品なので安心です。植物とミネラルから作られたベルギーのエコベールの柔軟剤。香料、着色料は無添加で、天然由来成分により衣類やタオルを柔らかく仕上げます。
香料、着色料、防腐剤無添加で、低刺激の柔軟剤です。ベビーファーファの柔軟剤は、柔軟剤が本来持つべき効果、繊維をやわらかくし水分を素早く吸収することを重視して作られています。ベルガモット精油が配合されていていますが、残り香はほとんどありません。
こちらも無着色、無香料で安心して使えます。天然成分キトサン配合で天然繊維とキトサンが結びつき繊維を柔らかくするので、赤ちゃんの肌に触れても刺激になりません。
繊維を油分で覆わずふわふわに仕上げるノンオイリタッチー処方で、着色料無添加です。無香料ではありませんがピュアソープの優しい香りです。
いかがでしょうか?
良い香りは幸せな気分にしてくれますが、ほんとうに気持ちの良い香りってどんなものか、一度考えてみてはいかがでしょうか
素材と同じくらい大切な洗浄剤選び
敏感肌にとって、直接触れる衣類やタオルなどは素材選びも大切ですが、普段の洗濯においても気を付けていることがあります。それは肌に優しい洗浄剤を使うこと。私は粉石けんを愛用しています。
「粉石けん」というと多くの人が自分も使っていると思うかもしれませんが、「粉末の洗浄剤」という意味ではなく、品質表示で「石けん」と表示されている物のことです。
粉末であっても「肌に優しい」と書かれていても「合成洗剤」と表示されている物は使いません。
理由は石けんの方が洗濯物に残留しないからです。
石けんも合成洗剤も肌にとってはどちらも異物
石けんも合成洗剤も肌にとってはどちらも異物になり得ます。洗濯用の洗浄剤は肌を洗う物でなくても衣類に残留すれば肌に触れます。
肌に優しいかどうかも大切ですが、衣類に残留しにくい物を選ぶ方がより肌に優しく、刺激が少なくなります。また粉石けんを使うときにはよく溶かし、しっかりと泡立てるようにしています。
溶け残りがあると衣類に残留しやすくなり、洗濯槽の黒カビの原因にもなります。しっかり泡立てても石けんは泡切れが良いのでラクに濯ぐことができます。
時にはアルカリウォッシュという重曹のようなアルカリ洗浄剤も使用し、肌に触れても刺激のない洗い上がりの衣類を目指しています。
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