奈良の秋の風物詩とも呼ばれている正倉院展。
今まで一度も足を運んだことが無く、今年初めて友人に誘われて行ってきました。
もともと歴史が苦手で興味を持てなかったということもあります。
今回は友人が解説付きのツアーに申し込んでくれたそうで、これなら初心者の私でも安心かもしれません。
正倉院の宝物を一般に公開する正倉院展、特に注目されるのは初めて公開される「初出陳」の物だそう。
初出陳というと今まで隠し続けてきた秘宝のようなイメージもあり、だからこそ報道機関からは「今年の初出陳は何ですか?」と聞かれるのだそうです。
実際にはそのような隠し球的な物ではなく、今まで長い時間をかけて修復が終了した物をお披露目する意味合いでの「初出陳」も多いのだという説明から始まりました。
どんなに難しい言葉が出てくるのだろう、とドキドキしていましたが全てがこのように分かりやすい解説で、大変興味深く見ることができました。
一番面白いと思ったのは鏡や水差しなど、その形に合わせた容器が用意されていたことです。
1つ1つの物に合わせた専用の容器があったからこそ、良い状態で長く残すことができたのだろうと感じました。
話題になっていたモノグラム柄の琵琶も本当に美しく、そのデザインを模した和紙のブックカバーを購入して帰宅しました。
閉館1時間半前から入館できるオータムレイトチケットや週末は開館時間の延長など入館しやすい工夫もされている正倉院展。
また来年も行きたいです。
第67回正倉院展
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2015toku/shosoin/2015shosoin_index.html