先日、恩師の個展があったのでお祝いのお花を送りました。
お願いしたのは友人のお花屋さんです。
イメージや値段を伝え、お花の種類はおまかせします。
個展の開催場所は東京都内で、初日の午前中にお花を届けようと思うと、岡山にある花屋さんからは2日前の発送になってしまうそう。
できれば前日発送が理想的ですが、お花が弱りやすい季節でもないので配達時間の変更はせずにお願いしました。
輸送中の崩れもなく無事に届いたお花、最終日には恩師から驚きの電話がありました。
「なんであなたのお花だけ枯れないの?」
個展ともなれば、同じようなお祝い花がいくつも届きます。
スタートは同じでも1週間の会期中に枯れて飾れなくなったお花がいくつかあったそうです。
贈った本人が会場に来たときにお花がなかったことも。
そんなときには「会場内は暖房してるから。ごめんね、昨日まではあったのよ。」などと説明するのだとか。
私が送ったお花は、おそらく遠方から届いた分、他のお花より長く生けられていたはずなのに、どのお花よりキレイな状態で最終日を迎えたそうです。
私もすぐに友人へお礼の電話をしました。
「なんで枯れないの?」と疑問をそのまま伝えたところ、「新鮮なお花を使うから。」と当然のように答えが返ってきました。
特別な技術ではなく基本を守ること。
何においても大切なことは同じなのかもしれません。