お正月に欠かせない食品のひとつ、お餅。
子供の頃は祖母の家でお餅つきをするのが恒例でした。
杵と臼でペッタンペッタンが当たり前だと思っていたので、高校生くらいの頃、初めて家庭用餅つき器を見て衝撃を受けました。
くるくる回っているだけで頼りない感じがしますが、ちゃんとお餅になっています。
祖母が他界してからはお餅つきもなくなり、家庭用餅つき器のお餅でお正月を迎えるのも当たり前になりました。
今年は自治会の餅つきにも参加し、世話役の人から「なかなか餅つきができない人が多い」と聞きました。
若い人は杵と臼自体を初めて見るのでは?と言う私に「いやいや、結構な年齢の人でもつけない人がいるよ」と世話役の人。
杵と臼がぶつかって、お餅に木くずが入ってしまうこともあるのもお約束だそうです。
我が家のお餅は実家から届くお餅とお取り寄せのお餅。
以前に徳島の親戚宅へ行ったとき、途中の道の駅で購入したお餅が美味しかったので毎年取り寄せています。
四国の真ん中、三好市にある藤の里工房の「田舎もち」、よもぎや雑穀など地元の素材を使ったお餅です。
白いお餅はお雑煮に、よもぎや雑穀のお餅は醤油と海苔でいただくのが定番。
特によもぎは風味が良くてお気に入りです。
お餅が届くと、今年も無事に一年を過ごせたことにホッとするのです。
藤の里工房 田舎もち http://www.miyoshi-yamabiko.jp/?pid=35805180