皆さんは着物って持っていますか?
着物の着る機会ってなかなかないですよね。
ですが、安いものでもないのでキレイに保管しておきたい、普段着とは別に手入れも丁寧にしておきたい!
なんて思いますよね。
私も今の自宅には着物はありませんが、実家にはありました。
きちんとした着物が収納できるタンスに保管してありました。
私が成人式に着た振袖も、母の成人式に着た振袖で、きれいに保管してありました。
着物の上手なしまい方について、今回はお話していきたいと思います♩
着物にしわの寄らないしまい方
まず着物をしまうにあたり、重要なことの1つがたたみ方でしょう。
ずっとハンガーにかけておくわけにもいかないですからね。
着物には様々なたたみ方があるようですが、スタンダードなのは「本たたみ」です。
このたたみ方については、文章で説明するのは難しいので、有名な鈴乃屋さんのホームページで紹介されていたページを紹介しますね。
- 肩山を左側にして広げ、下前のおくみをおくみ付けの縫い目から手前に折り返す。
- えり肩回りのえりを内側に折り、下前身ごろのおくみとえりを合わせる。
- 下前身ごろのわき線に上前身ごろのわき縫いを重ね、右袖の上に左袖を重ねる。
- 左袖を後ろ身ごろの上に重ねる。
- すそを肩山の方に折り返す。このときものさしなどを使うときれいに折れます。右そでを身ごろの下に折りたたむ。
- 丈を二つ折りにして納める。納まらないときは、折り山の方を少し折る。
着物を広げる場所はきれいにする、更に薄紙を敷くと尚良しです。
検索すると動画も沢山出てきましたよ♩
本たたみは平らになり、収納しやすいことが特徴です。
そして、上にも書きましたが私の実家にもある着物が収納できるタンス。
これは横長のものが特徴です。
男性用のも入れるとなると87cmは必要なようです。
結構長い!
ですが、きちんと横幅がないとしわの原因になります。
一般的に着物を収納するのは桐のタンスですが、虫を寄せ付けにくい、湿気に強いというメリットもあるので、理想的なのは桐の横長のタンスです。
タンスだと場所の問題もありますが、(我が家も87cm以上のタンスは置くのは難しい…)桐衣装箱もあるみたいなので、しわにならない大きさを選んで保管できそうです。
二段三段タイプなど、色々と用途に合わせて選べそうですね!
我が家にも沢山あるこのような引き出し。
こういったのでも入ればしわにはならないと思いますが、防虫剤を入れなければならなかったり、湿気の問題もあるので、やはり桐が面倒でなさそうです。
着物にしわが寄った時の対処法
それでもしわが寄ってしまった時。
アイロンは大丈夫なの?
基本は、着物に熱をあたえるのはNGのようです。
出来てしまったしわは伸ばすしかありません。
着物はハンガーにかけておくことで大体のしわはとれるそうです。
なので、着物を着る予定の数日前にタンスから出し、ハンガーにかけてしわがないか確認はした方がいいですね。
それでも時間が足りず、改善が見られなかったり、急に着ることになった!なんて場合、アイロンも正しく使用することで問題ないようです。
アイロンの上手なかけ方は、こちらの動画が参考になりますよ!
紙を濡れたタオルなどで全体を湿らせ、しわの上に置きます。
ドライモードでアイロンをかけることで集中的なしわはとれるそうです!
スチームアイロンはNGです。
また中〜高温、絹の設定にして、軽くアイロンをあてる程度で布目に沿ってかけていくのも集中的なしわには効果的のようです。
全体的なしわの場合は、最初に着物の裏側をアイロンしていきます。
裾から縫い目と折り目が垂直になるようにアイロンしていきます。
もちろん軽くあてる程度で強くこすったりするのはNGです。
裾→身頃の周辺→衿の順番です。
時々ハンガーにかけ、しっかりしわが伸びているか確認しながらやりましょう。
着物の表側は当て布を用意します。
裏側と同じ順番でアイロンします。
縫い目の「きせ」をつぶさないように、アイロンしていくことがポイントになります♩
まとめ
今回は着物のしわについてお話してきました♩
アイロンも問題ないなんて意外でしたね!
その前にしわにならないように保管することがやはり大切ですね。
アイロンは最終手段ですかね。
やはり着物は日本の文化の1つとして、着るときはピシッときれいな着物を着たいですよね♩