今年は冷夏になるのでは?そんな予想を目にしていましたが、遅い梅雨明け後の日本列島を襲ったのは猛暑。

関西でも連日の猛暑日に、もううんざりです。

「夏バテしないように」ではなく、「暑さから命を守ろう」とお互いに声を掛ける今夏、少しでも快適に元気に過ごしていく方法を実践中です。

夏こそ旅に出よう

暑い日は家から一歩も出たくない気分になります。

確かに体温を超えるような気温では外に出るのも危険ですが、暑さ対策をしっかりして最寄りの駅やバス停まで行けば涼しい電車やバスの旅の始まりです。

先日、家を朝8時前に出発し、奈良県南部の御所市まで行きました。京都からは片道約2時間、近鉄電車とバスを使います。

目的地である高鴨神社は最寄りのバス停から徒歩15分程度、ここは歩かなければいけませんが、行程のほとんどは涼しい電車とバスでの移動。家にいるより快適かも?と思ったくらいです。

京都にも上賀茂神社や下鴨神社がありますが、高鴨神社は全国の「かも」神社の総本宮だそうです。

境内は厳かな雰囲気で、神聖という言葉が相応しい場所に感じました。空気が澄んでいて居心地が良く、徒歩15分の疲れも吹き飛びます。

片道2時間は決して近い距離ではないけれど、またこの心地よさのために来よう!そう思える場所でした。

高鴨神社の入口

高鴨神社
http://www.takakamo.or.jp/

日本一の長距離路線バス

高鴨神社最寄りの「風の森」バス停までは近鉄・大和八木駅から路線バスを使いました。

検索をして出てきたこのバスが有名な日本一の長距離路線バスであることに気付いたのは乗車後のこと。

奈良県の大和八木駅から和歌山県の新宮駅まで166.9kmを途中で休憩を挟みながら約6時間半かけて結びます。その間のバス停は167個だそうです。

私が乗車したのは大和八木駅から風の森まで50分程度で、全行程のほんの一部でしかありません。

新宮までは難しいかもしれませんが、絶景の谷瀬吊り橋がある「上野地」バス停までならば日帰りもできそう。次の長距離バス旅の行き先決定です。

バスのドアに描かれていた路線図

奈良交通 八木新宮バス
https://www.narakotsu.co.jp/rosen/yagi-shingu/

地元名物でエネルギーチャージ

帰り道、大和八木駅近くで「だんご庄」のお団子を購入しました。

ふりかける用のきなこが付いています

きなこの風味とモチモチした小さめのお団子が美味しく、少人数家族には多いかも?と思った10本入りもあっという間になくなりました。

1個が小さく、そして美味しいので、あっという間に食べられます♪

そして奈良でも散策し、水分補給に葛もちサイダーをいただきました。

レモン、カムカム、ミックスベリーの3種のうち、カムカムを購入

これは葛の老舗・天極堂から発売されているテイクアウト専用のドリンクで、タピオカドリンクの葛もちバージョンのようなもの。

サイダーの中にストローで吸い込めるサイズの葛もちが入っています。

葛もちは葛もちで別に食べたいかも?という気もしますが、なんとなくクセになり、また近くに来たら買ってしまいそうです。

冷たいサイダーで火照った体もスッキリしました。

だんご庄 http://dango.kir.jp/
天極堂 https://www.kudzu.co.jp/

いつか行ってみたい避暑地

移動中のバスから外を見ていると、山頂に向かうロープウェイが見えました。
葛城山ロープウェイです。

初めての所へ行き、聞いたことはあるけれど場所はよく分からなかった所を見つけると嬉しくなります。とても遠い場所のように感じていましたが、実際に今、自分が走っているところの沿線なのだと分かると急に身近にも感じられます。

そして葛城山ロープウェイを見ていて、もうひとつ行きたいと思っていた所を思い出しました。それは滋賀県高島市の箱館山の山頂にあるパフェ専門店です。

こちらも電車に乗り、バスに乗り、箱館山ゴンドラに乗り、やっとたどり着けるお店です。

昨夏も行きたいと思っていたのに結局行けず、今年もホームページのメニュー写真を見ては「行きたい、食べたい」と思っていました。

このパフェ専門店Lampのパフェはランタンに入ったパフェがいただけます。

箱館山には展望台「びわ湖のみえる丘」やゆり園もあり、暑い夏の日を爽やかに過ごすにはピッタリの場所です。

葛城山ロープウェイ
https://www.kintetsu.co.jp/senden/katsuragisanropeway/

パフェ専門店Lamp
https://lampcafe.jp/

箱館山アクセス
https://www.hakodateyama.com/green/access/

食欲が無いとき

暑いときは食欲も落ちてしまいます。
かといって食べないと、涼しく過ごすための旅に出かけるだけのエネルギーが不足してしまいます。

口当たりの良い物が欲しくて、よく作るのが野菜ポタージュです。

たくさんの野菜を煮込んでブレンダーで潰し、豆乳を混ぜただけ。味付けはスープの素と塩胡椒のみ。煮込むのも保温鍋を使えば火を使う時間も短時間で済みます。

ブレンダー前。とても食べきれない量の野菜。

レストランで出てくるオシャレなポタージュスープとは違い、野菜をすり下ろしたような濃いスープはスムージーにも近いかもしれません。

ブレンダー後

サラダや煮物では摂取できない量、種類の野菜が食べられるので気に入っています。

豆乳も入れてスープの完成。スープだけで2、3杯は食べられます。

このスープを飲むと、食欲も出てきます。

暑いときにはアイス

夏のおやつに冷たいアイス。数年前までは体を冷やすのが嫌で食べていませんでした。

けれども暑くてボーッとしてしまうようなとき、アイスを食べると頭も体も気持ちまでもスッキリします。体温を超えるような暑い日には効率よく体を冷やすことも大切です。

とは言っても市販のアイスでは添加物も心配だし毎日買うのも不経済。
最近気に入っているのがバナナと豆乳を使った手作りアイスです。

バナナと豆乳アイス。バナナは黒く柔らかくなってきた方が美味しい

潰したバナナに豆乳を混ぜて冷凍庫で固めるだけですが、バナナの濃厚な甘みが美味しいアイスになります。シナモンココナッツシュガーをふりかけて大人の風味のデザートが完成です。

お風呂でさっぱり

暑いときには湯船に入るのも嫌でシャワーだけにする、という話もよく聞きます。
でも夏こそ湯船、エアコンの効いた涼しい所で過ごした体は意外と冷えていることもあるのです。

そんなときにオススメなのがメントールクリスタルを入れたスースー風呂。

メントールはハッカやミントに含まれている清涼感のある成分で、スーッとするボディスプレーやシャンプーにも使われています。

化粧品材料やアロマのお店で入手できるメントールクリスタルをお風呂に入れると、お湯に入っているのに涼しく感じる不思議なスースー風呂になります。

メントールクリスタル。我が家の好みは小さじ1杯です。

これは実際にお湯の温度が下がるわけではなく、メントールに含まれる成分が人の皮膚の表面にある冷たさを感じる部分に作用するから。

お風呂上がりもスーッと涼しく、気持ちよく過ごすことができます。
ただし入れすぎると肌への刺激が強くなるので気を付けましょう。

クールなお風呂でリフレッシュし、1日を締めくくります。