花粉症シーズンもやっと終わりに近付いてきました。

例年より飛散数が多いと予想されていた2019年春、私の周辺でも「今年はキツい」の声が多く聞かれ、そのおかげでたくさんの花粉症対策を教えてもらいました。

ちなみに私の対策は抗アレルギー錠を飲むこと。

1番手っ取り早い方法ですが、残念ながらこれだけでは万全ではありません。

他の方法も組み合わせて、なお、抗アレルギー錠が必要で、これによって随分助けられているといった感じです。

花粉症のメカニズム

そもそも花粉症はどのようにして起こるのでしょうか。

人間の体には、もともと異物が入ってきたときに体外に排除するためのシステムがあります。

有害な細菌、ウィルスを排除するだけなら良いのですが、過剰に反応すると、体に無害な物質に対しても排除する働きが起こります。本来は体に無害な花粉を過剰に排除しようと反応して体にさまざまな症状を引き起こす、これが花粉症です。

1度花粉を異物だとみなして反応する抗体ができてしまうと、次からは同じ花粉が入ってくると排除する働きをします。

だから「花粉を取り込まないこと」が予防としても対策としても有効です。

花粉症の根本的な治療法

花粉症にはあれが良い、これが効く、と色々な対策がありますが、現在、花粉症を完全に治すことができる治療法は免疫療法です。

微量の花粉エキスを体内に継続して取り込むことにより、体をアレルゲンである花粉に慣らし、症状を起こしにくくしていきます。そのおかげで花粉症シーズンになっても花粉に反応しない体になるのです。

昨年夏から舌下免疫療法を始めた私にとって、この春は初めての花粉症シーズンでしたが、症状が軽減されることはありませんでした。

というのも舌下免疫療法は時間がかかります。最低でも3年は続けなければいけません。

また、現在、花粉症の舌下免疫療法はスギ花粉のみ。ヒノキや他の花粉症に対しては有効ではありません。

私の場合はスギもヒノキもイネ科の花粉にも反応してしまうので、スッキリ爽やかな春を迎えるのは難しそうですが、それでも数年後には今までよりは症状がかなり軽減されるはずだと期待しています。

花粉症のマスクの選び方

今年使ったマスクいろいろ

花粉を取り込まないために有効なのがマスクをすることです。

この時期のマスク売り場は各社工夫を凝らしたマスクが並びます。

昔は白一色でしたが、今はカラフルな物も増えてファッションに合わせて選ぶことも可能です。

さて、マスクはどのように選ぶと良いのでしょうか。

もちろんデザインや色、着け心地、機能性など人それぞれ選ぶ基準はあると思いますが、「ウィルスや花粉を取り込まない」という本来の目的を果たすためにはサイズ選びが何より重要です。

窮屈なのが嫌だから、と大きめのマスクをしていては隙間ができてマスクの性能を活かすことができません。

自分の顔に合ったマスクは、親指と人差し指でL字型を作り、親指の先端を耳の付け根に、人差し指を鼻の付け根から1センチ下に当てたときの指の長さを測るとサイズの目安になるそうです。

詳しくは日本衛生材料工業連合会ホームページに掲載されています。

気になるマスクあれこれ

自分に合ったサイズが分かれば、あとはデザイン、機能性、値段など好みに合わせて選ぶことができます。

私の場合、外にいる時間が長くなる日は機能性の高いマスクを、室内にいる時間が長い日は経済性重視で選んでいます。

花粉を水に変えるマスク

今年使ってみて1番気に入ったマスクは「花粉を水に変えるマスク」です。

お気に入り!花粉を水に変えるマスク

昨年から気になっていたのですが、3枚入りで1,000円という値段に躊躇していました。

でも飛散量が多い今年は積極的に自分を守っていきたいところ。

数種類ある中から「分解力ストロング 花粉ピーク対策」タイプを購入しました。

購入するまで知らなかったのですが、このマスクは1回使い捨てではなく数日間使用可能だそうです。

確かに安い使い捨てマスクのように1日で不快なニオイになることはありませんでした。

さすがにマスクをしているときにクシャミをしてしまったら翌日使うのは嫌ですが、しっかり分解されているのか、このマスクを使っているときに鼻がムズムズすることもありません。

3枚1000円という値段に最初は驚くけれど、実際に使ってみるとコスパは悪くないと感じます。

来年もぜひ使いたいマスクになりました。

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DRC医薬HP → https://drciyaku.jp/mask01/

快適ガードプロ

また、普段使いのマスクの中ではノーズクッション付きの快適ガードプロ。

快適ガードプロの鼻に当たるクッション

これは鼻に当たる部分にクッションが付いていて、眼鏡を掛けていても曇りにくい仕様になっています。

私の場合、眼鏡は掛けていないのですが、クッションのおかげで鼻にフィットしやすく息もしやすいので気に入っています。

たまたま在庫処分品のワゴンに入っているのを見つけ、残っている物を買い占めました。

[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”kenkocom:11510504″ title=”快適ガードプロ プリーツタイプ レギュラーサイズ(30枚入)【快適ガード】”]

白元アースHP → http://www.hakugen-earth.co.jp/products/medical/mask-guardpro/

肌を守る

マスクをすると花粉を吸い込むことが減るのはもちろんのこと、個人的には顔の保護ができるところも助かっています。

花粉症シーズンは皮膚も敏感になり、油断して何もせずに外出してしまうと、ちょっとした刺激で痒くなってしまいます。

まずはワセリンを薄く塗って肌を保護し、その上からマスクをすることでしっかりとガードしています。

薬の上手な使い方

最初にも書きましたが、私は抗アレルギー錠を服用しています。

でもこれだけでは花粉症の症状は完全には無くならず、漢方薬、サプリメントを併用しています。

私の場合、症状が酷くなると口の中が痒くなったり、皮膚が赤くなったり痒くなったりするのですが、抗アレルギー錠だけでそれらの症状は無くなります。

ただ、鼻水やクシャミは止まりません。

鼻水やクシャミのために漢方薬、サプリメントを飲んでいます。

抗アレルギー錠の服用を始めたばかりの頃、効果があまり感じられなかったので医師と相談して服用のタイミングを変えてみました。

するとそれまでより効果を実感できるようになりました。
もちろん自己判断は禁物です。

また、よく市販薬で「医療用と同成分」と表示された花粉症薬があります。

確かに同成分ですが、医療用とは配合されている量や濃度が違うことがあるそうです。

薬以外で花粉症対策

薬に頼らない花粉症対策があれば・・・これもよく聞く言葉です。

今年、私が聞いたのは「甜茶を飲むこと」と「ジャバラの果汁」でした。

甜茶は以前からよく聞いていたし、サプリメントも発売されています。

ただ、今年教えてもらった情報は「甜茶は数種類あり、花粉症に効果があるのはバラ科の甜茶」だそうです。

そして「ジャバラの果汁」。ジャバラとは和歌山県北部で栽培されている柑橘類の一種です。

この果汁を毎日飲むことで症状が軽減できるとのこと。

残念ながら今シーズンはバラ科の甜茶もジャバラの果汁を手に入れることはできなかったのですが、スーパーで「紀州じゃばら飴」を見つけたので購入しました。

美味しい!じゃばら飴

中に果肉のペーストが入っていて爽やかな飴はクセになりそうな美味しさです。

花粉症シーズンは頭が重くなったり鼻がぐずぐずして不快感があるもの。飴で症状改善とはいかなくても飴の爽やかさで気分も楽になりました。

来年はジャバラの果汁を試したいと思っています。

川口製菓株式会社HP→http://kawaguchi-seika.co.jp/products_02.html