甘酒を飲むことにより血糖値を上げてしまう、甘酒は血糖値を下げてくれるとどちらの言葉も聞いたことがあると思います。
血糖値を気にしている方は特に体にもよいとされている甘酒の飲み方が気になりますよね。
そこで今回は甘酒を飲むことによる血糖値の上昇をさせない飲み方について紹介していきます。
甘酒のデメリット?糖分と血糖値の関係
まず甘酒には、酒粕から作られたものと米麹から作られたものがあります。
そして酒粕から作られた甘酒であれば、血糖値の上昇などを気にすることなく安心して飲めることができるんですよ。
ではなぜ甘酒を飲むと血糖値が上がると言われているのでしょうか。
まず甘酒の種類が、米麹か作られたものを飲んでいるからということが原因です。
米麹から作られた甘酒を飲むと血糖値が上昇するのでしょうか。
米麹から作られた甘酒は、 お米の成分だけで作られているため、アルコールも入っておらず、糖分も含まれていません。
そのため、同じ甘酒でも米麹から作られた甘酒は、赤ちゃんや妊婦さんなども安心して飲むことができるものです。
米麹から作られた甘酒は、 お米と米麹を発酵させているため、約2割がブドウ糖に変化しているのです。
酒粕から作られた甘酒には砂糖が使われているのですが、それよりもブドウ糖が含まれていることが血糖値の急激な上昇を招くことがあるのです。
まず私たちが食事の中で糖分を摂取することがありますが、摂取された糖分は膵臓から分泌されているインスリンによって、筋肉細胞などに取り込まれるため、血液中の血糖値を調整してくれています。
そして頭を吸収する能力が低下してしまうと、 インスリンがどれだけ頑張ってその働きをしても、血液中の動画うまく細胞に送り込むことができなくなってしまいます。
その結果血糖値が急上昇してしまうんですね。
しかし米麹から作られた甘酒には約2割がブドウ糖となっています。
そのため米麹からできた甘酒を飲んでも消化に時間が必要ないため、 すぐに吸収されて血糖になります。
ですから米麹の甘酒を摂取すれば摂取したぶんだけ血糖値が上昇してしまうようになります。
甘酒は体にいいと評判で、「飲む点滴」などとも言われていますが、血糖値を気にしなければいけない方が甘酒を飲む場合は、米麹の甘酒は避ける必要があるのです。
では血糖値のために甘酒は飲まない方が良いのでしょうか?
血糖値を意識した甘酒を飲むタイミングと飲み方
血糖値を意識しなければいけない方でも、 酒粕から作られた甘酒なら安心して飲むことができます。
米麹から作られる甘酒は血糖値の急上昇が起こることもあり、特に米麹の甘酒は避ける必要がありますが、むしろ血糖値を意識している方は酒粕を使った甘酒はとってもおすすめです。
- 血糖値の急上昇を抑える
- 血糖値を下げコントロールしてくれる
- 糖尿病予防に期待
実は酒粕には血糖値の上昇を抑える効果があると発表されています。
血糖値を気にしている方はむしろ酒粕から作られた甘酒を飲むことで、 様々な効果を得ることができるんですよ。
そして効果を得るために、どのタイミングでどのように飲んだらいいのか気になりますよね。
食事の30分前
正確には食事の30分前に飲むのがいいという明確な根拠が発表されているわけではありませんが、 甘酒ではなく野菜ジュースは食事の30分前がいいというのを聞いたことがありませんか?
野菜ジュースに含まれている糖分が、 食事で摂取する固形物よりも早く吸収されインスリンを分泌してくれるので、その後の食後の血糖値の急上昇を抑えることができると言われています。
甘酒にも同じような働きがあると考えられているため、 食事の30分前が無難です。
ただ酒粕は1日のうちいつでも OK と言われているため、酒粕で作られた甘酒も1日のうちで飲みたい時でいいと考えられています。
ただしアルコールが含まれているの、運転前などは絶対に避けてくださいね。
1日300ml
1日に飲む量は、300mlまでが適切と言われています。
ただし、 血糖値を気にしなければいけない方や、糖尿病と診断されている方は、酒粕の甘酒にも糖分が含まれていますので、飲む量などはお医者様に相談してみるといいですよ。
甘酒の血糖値を上げない飲み方のまとめ
私は甘酒といえば1種類だと思っていましたが、 実は原材料となるものが違ったんですね。
健康のことを考えて甘酒を日常生活に取り入れたいものですが、甘酒の選び方によっては血糖値の急上昇などの心配もあります。
血糖値を気にしている方や、糖尿病などの診断が下りている方は、 甘酒を食生活に取り入れても良いのかお医者様と相談し、許可が下りた場合は血糖値を気にしなくても気軽に飲むことができる酒粕から作られた甘酒にしてくださいね。
そして普段の生活に甘酒を取り入れて、甘酒を飲むこと 毎日の習慣にして、ぜひ健康的に生活していってくださいね。