体全身が乾燥肌でお悩みのあなたは、恐らく足の乾燥にも頭を抱えているのではないでしょうか。
足は体よりも乾燥しやすいんです。その原因とケア方法をご紹介します。基本的には保湿が大切になって来るのですが、今回は足の乾燥の理由や原因もご紹介!
夏から秋、冬にかけて悪化しがちな足の乾燥肌対策なので必見です!
足の乾燥肌《スネ》ってどうして他の部分よりひどいの?
足全体を見てみると、カサカサしているのはスネやかかとが多くないですか?
それには 理由 があるのです。
スネは体の他の部分よりも皮脂量が少ない
まずスネですが、スネは体の他の部分よりも皮脂量が少ないと言われています。
肌は皮脂が潤いにフタをする役割があります。しかしスネにはその皮脂が少なく、潤いにフタをするだけの量が足りないのです。
だから体の他の部分に比べると乾燥がひどいことが多いのです。
この記事を書きながら自分のスネを見てみました。
なるほど!
確かに体の他の部分よりカサカサしています。
皮脂量なんて考えてもみませんでしたが、そういうことだったのかと納得してしまいました。
ただでさえ皮脂量が少ないのに、年齢を重ねていくうちにどうしても肌の乾燥は起こりやすくなります。
念入りなケアが出来ても年齢は止められませんから、そこは年齢に負けないくらいしっかりしたケアで乗り切りましょう!
環境による肌乾燥
他には環境による肌乾燥も原因のひとつです。
保湿はしているのに全然改善されないと思ったあなた!もしかしたら環境が今のあなたに合っていない可能性があります。
皮脂不足であったり、静電気であったり、環境であったり肌にとっては秋・冬は本当に乾燥が止まらなくて困りますよね。
更に 厄介なのは夏 です!
夏は紫外線による肌へのダメージを受け続ける季節。
このダメージも秋・冬の乾燥に影響しているのです。
保湿などのケアはやはり一年を通してしておいた方がいいということですね。
足の乾燥《かかと》はスネよりもっとひどいのはどうして?
前述のスネより、かかとの方が乾燥がひどいのには理由がありました。それは、
“かかとには皮脂腺がない”
のだそうです。
そうだったんですね!まさか皮脂腺がないとは思いもしませんでした。
そのせいで油分は当然不足してしまうので、結果カサカサ(もっとひどい時にはガサガサって表現かもしれません)になってしまうのですね。
更にかかとは一番体重が掛かる場所でもあり、角質層に負担を掛けやすいんです。
角質層は肌を守るためにどんどん層を厚くしていきます。
皮脂の代わりに角質が肌を保護しようと頑張るんですね。
でも角質層が厚くなればなるほど乾燥は悪化してしまいます。
皮膚は柔らかい状態が一番乾燥しにくい状態なので、角質層が厚くなれば柔らかくするのにも時間が掛かってしまいます。
ケアしている間にも次の角質が出来上がり、追いかけっこ状態になってしまうのです。
なのであまり 堅くならないうちにケアをする必要がある のがかかとなのです。
かかとは心臓から一番遠い場所なので 血行不良 にもなりやすく、冷えや筋力不足などで血行が悪くなります。
古い角質はこの血行により剥がれ落ちるのを助けるので、血行不良になりやすいかかとは古い角質も剥がれにくくなっているのです。
乾燥肌が原因ではないケースも?!
ここでひとつ注意していただきたいことがあります!
かかとは乾燥肌で状態が固くなったりカサカサになったりすると書きましたが、もしかしたら乾燥肌が原因ではないかもしれないこともあるのです。
それは、
“かかと水虫”
症状は乾燥肌に似ているのですが、保湿ケアを十分やっているのにいっこうに改善されない場合には、もしかしたら乾燥しているのではなく、かかと水虫かもしれないのです。
乾燥肌がなかなか改善されないと感じているあなたは一度皮膚科を受診してみてはいかがでしょうか?
乾燥肌の原因が分かったら次は対策です!足のケアで粉吹きカサカサから卒業しよう!
乾燥肌には保湿が有効ということは、何となく理解しているかもしれませんが、保湿のみのケアで乗り切れるのは軽い乾燥肌です。
スネやかかとのように頑固な乾燥肌にはもうひと手間のケアが必要になってきます。
ムダ毛処理後の保湿、ちゃんとしてる?
突然ですが、あなたは ムダ毛処理後の保湿 は十分行なっていますか?
実はムダ毛処理はカミソリの刃が直接角質層にあたるので、肌には大きな負担なのです。
かかとのムダ毛処理はないと思いますがスネはこの時、しっかりとケアをしてほしい場所なのです。
ムダ毛処理は、お肌に大きな負担となり乾燥肌の原因にも!
ムダ毛処理後は、いつも以上に念入りに保湿を心がけましょう!
お風呂でムダ毛処理をした場合は、体全体に潤いがあるうちに乾燥がひどい順に 化粧水→保湿クリームの順番でたっぷりと保湿 をしましょう。
お風呂以外の場所で処理をした場合は 化粧水をお風呂上がりよりも多めに 皮膚に浸透させた後、保湿クリームでフタをするイメージで肌に丁寧に押し込みましょう。
保湿ケア以外にも注意が必要
また、保湿ケアにばかり重点を置いて書いてしまいましたが、実は保湿を十分効率よくするためには他のことにも注意が必要なのです。
入浴
例えば、入浴。
熱すぎる湯温の入浴や、長すぎる入浴 は皮脂を奪ってしまったり、肌がふやけることで皮脂が落ちてしまうからです。
生活習慣の乱れ
さらに生活習慣の乱れからも乾燥肌は起きる可能性があります。
食生活の乱れや寝不足 などは肌全体の状態を悪化させる原因にもなりますので、乾燥肌が気になる時には生活習慣にも意識を向けてみましょう。
健康的な生活を送って初めて保湿ケアが最大限の効果を発揮すると言っても過言ではないと私は思っています。
カチカチになってしまったかかとのケア方法
最後に、カチカチになってしまったかかとのケアをもうひとつご紹介します。
とにかく保湿が皮下に浸透しなければ乾燥肌の改善は難しいので、カチカチな状態を先に何とかしないといけませんよね。
そこで有効なのが〈ボディスクラブ〉です。
トロっとした液状の中にプチプチしたスクラブが入っているもので、全身が乾燥肌の方には全身ケアで使うことはオススメしていないのですが、かかとは別問題です。
てのひらのくぼみにしっかり出して、かかとを包み込んで前後左右にクルクルと動かしましょう。
スクラブの感触がなくなるまで丁寧に行ないます。
大体、週に3~4回 行なうと気付いたらカチカチに潤いが出てくると思います(私は2週間目くらいに実感しました)。
もちろん柔らかいかかとになるのには根気強く続ける必要がありますが実感できると、続けようという気持ちにもなりますから、まずは週に3~4回を目安に始めてみてください。
秋になる前に、頑固な足の乾燥肌をしっかりケアして過酷な冷たい空気や風に負けない肌つくりをしておきたいものですね♪