肌が乾燥すると、かゆみや発疹などのトラブルが起こります。
この時点で適切なケアをしておかないと、症状が悪化して粉吹き肌になってしまいます。
角質が剥がれて粉を吹いたような肌は、見た目が悪くなるだけではなく、さらなる肌トラブルを引き起こすので要注意です。
肌を早く回復させるためにも、粉吹き肌の原因や対策、改善に効果的な保湿クリームの選び方を覚えておきましょう。
肌が粉吹き状態になる原因
粉吹き肌の根本的な原因は乾燥ですが、粉が吹くぐらい乾燥させてしまうのは、入浴に原因があると考えられます。
例えば、体を洗うときにごしごしこすってしまっている、入浴時間が長すぎるなどちょっとしたことが原因になります。
入浴時は、肌を丸裸の状態にしてしまいます。
そのため、体を綺麗にするためにしていることであっても、その行動が乾燥を悪化させてしまうことになるのです。
また、1日中冷暖房を使っている室内にいたり、運動不足で血行が悪くなったりするなど、代謝を低下させる生活習慣も原因の一つです。
いずれにしても、肌を乾燥状態にする生活習慣が粉吹き肌を引き起こすので、自分の入浴時の行動や生活活動を見直してみましょう。
粉吹き肌の対策法
粉吹き肌の対策でもっとも重要なのは保湿クリームです。
肌のベタつきが嫌で使わないと言う方もいるかもしれませんが、水分保持能力が低下している粉吹き肌には保湿クリームが必須です。
もしどうしてもクリームが馴染まないという場合は、保湿成分がたっぷり入っているボディローションを使って肌を整えてください。
ローションを肌に塗ったら、ハンドプレスでしっかり押し込むように浸透させましょう。
その後は、保湿クリームをたっぷり塗って、油分のヴェールで乾燥から肌を守ることが粉吹き肌対策のポイントです。
粉吹き肌に適した保湿クリームの選び方
粉吹き肌ではクリームの油分が浮いてしまうので、ケアに取り入れたくないかもしれません。
ですが保湿クリームを使わないと肌を保護できないので、保湿力が高く、肌に重くないクリームを選びましょう。
保湿力があって肌に負担をかけない油分は植物性オイルです。
植物性オイルは肌との親和性が高く、また刺激も少ないので粉吹き肌に適しています。
ただし粉吹き肌は刺激に敏感になっていますから、トライアルやサンプルで肌との相性を確かめてから使ってください。
粉吹き肌は、すでに角質がめくれ上がり、ラメラ構造が破壊された状態です。
ですので肌の奥にうるおいを保つ力を補給するだけではなく、表皮をしっかりカバーしてダメージから肌を守ることも重要です。
毎日きちんと保湿クリームを取り入れた対策を行って、みずみずしい素肌を取り戻してくださいね。