乾燥肌の改善法は、保湿成分をたっぷり補給することが一番と言うイメージがあるかもしれません。
ですが、肌は摂取した栄養で作られているので、食べ物から改善するのも効果的な方法です。
特にアトピー肌は食べ物によって状態が変わることもありますから、避けたい食べ物とおすすめの食べ物をしっかり覚えておきましょう。
アトピー肌が避けたい食べ物。
肌の乾燥は、外部からのダメージだけで起こるものではありません。
アトピー肌の場合は、食べ物に含まれる成分によって肌組織に異常が起こることも多いです。
そこで絶対さに避けたいのは、アレルゲンとなる食材はもちろん、加工食品と強い酸性食品です。
具体的に言うと、加工食品であればソーセージやハム、サラミ、レトルト食品などが挙げられます。
酸性食品だと、毒性のある食品添加物やかゆみを引き起こすヒスタミンを生成する砂糖、スナック菓子、ラーメン、揚げ物などです。
特に油というのはアレルギーの原因物質の一つですから、注意が必要です。
ただしアレルゲンとなるのはリノール酸に分類される油で、一般的には菜種油やサラダ油がよくないと言われています。
逆に、オレイン酸やαリノレン酸は摂取量が少ないとアレルギーを引き起こすので積極的に摂取しましょう。
また乳製品もアレルギーを引き起こす成分が含まれていますから、牛乳やヨーグルト、チーズなどは避けた方が良いでしょう。
おすすめの食べ物
アトピー肌に良いと言われている食べ物はたくさんありますが、その中でも特におすすめしたいのが発酵食品とビタミンCを含む食べ物です。
乾燥肌など肌トラブルを引き起こし、アレルギーを発症させる原因の一つが腸内環境の悪化です。
実は、腸は体の中で一番大きい免疫器官なのです。
体内に存在する免疫細胞の約60%が集まっているのが腸なので、免疫力に深く関わっています。
アトピー肌は免疫異常の一種でもあるので、腸内環境を整えることで症状が緩和する可能性があります。
発酵食品には、組織の働きに欠かせない酵素や腸内環境を整える乳酸菌がたっぷり含まれているので、できるだけ毎食取り入れてください。
ビタミンCというのは、毒性の高い物質を変性させたり、コラーゲンの合成をサポートしたり、免疫力を高める働きを持っています。
昔から美肌に効果が高いと言われていることから分かるように、肌荒れの改善効果も期待できるので、果物などで積極的に食べるようにしましょう。
肌に限らず、体は食事の栄養から出来ているので、トラブル改善には食生活が重要です。
ちょっと食べ物に気をつければ乾燥肌の改善にもつながりますから、今日から食生活を見直してみてください。