メイクの中で、眉ほど流行の激しいパーツはないのではないでしょうか。
「あの頃は、みんな眉が太かったね」などと、時代の象徴として話題に上ることもあるほどです。
困るのが、流行に乗り遅れると「オバサン眉」と言われてしまうこと。この間まで細い眉が主流だと思っていたら、今では「細い眉がオバサン顔をつくる!」などと言われる始末!たかが眉ごときとあなどっていると、痛い目にあいますよね。
今回は女性の眉にスポットを当てて、これまでの移り変わりを振り返りつつ、これからどんな眉が流行るのか予想してみたいと思います。
1950年代
この時代のアイコンは、オードリー・ヘップバーンに代表される欧米の映画女優です。映画「ローマの休日」からもわかる通り、この時代の眉は太めで濃いめ。しっかり角度がついていて、直線的で短めなのが特徴です。
1960年代
西洋人形風のメイクが主流だった時代です。アイコンは映画女優からモデルに移り、太かった眉も細くて丸みを帯びた形に変わりました。口紅にピンクが登場したのもこの時代です。
1970年代
山口百恵さんなど、アイドル全盛期を迎えます。眉は自然のままで、太くもなく細くもなく。全体的に色の薄いナチュラルメイクが流行りました。
1980年代
1980年代後半は、バブルの好景気で、ボディコン、ワンレン、華やかなメイクが流行りました。また女性の社会進出が加速した時代で、意志の強さを表すかのように、眉は太く濃くなっていきました。
アイコンになっていたのは、今でもアラフィフのお手本と言われる聖子ちゃんやキョンキョンたち。石原真理子さんの激太眉も印象的です。
1990年代
バブルが崩壊して、細眉が復活。この時代に新たに登場したのが、コギャルメイクです。そして安室ちゃんを真似るアムラーが社会現象となったのもこの時代です。彼女たちの眉は限りなく細く、剃り落す人もいたほどです。
2000年代
空前の美容ブームが到来した時代です。アイメイクが化粧の中心となり、それは現在まで続いています。
アイコンは浜崎あゆみさんやエビちゃんです。眉は自然の太さを生かしてきれいに整えられ、髪に合わせて薄めの色に仕上げるようになりました。
2010年代
ゆるふわメイクの登場です。眉の色は明るくなり、ナチュラル感を損なわない程度にやや太目。
全体的に短めで、眉山なしのストレート(平行眉)が人気を呼んでいます。
今後の予想
今後は、細眉ブームの再来が予想されます。と言うのも、女性に人気の石原さとみさんや北川景子さん、沢尻エリカさんの眉が、最近細くなったと話題になっているからです。
太眉の時代が長く続いたので、そろそろ細眉に戻る時期がきているのかもしれません。
ただ1990年代のような極細眉ではなく、ナチュラル感を損なわない程度の細さに留まるのではないでしょうか。ここしばらくは、眉情報を要チェックです。