ダイエットはたくさんの方法がありますが、下剤でダイエットをする方法をご存じですか?
市販でも売られているような、便秘薬や下剤を使った、下剤ダイエットですが、なんとなくダイエット方法として大丈夫なの?と気になりますよね。
今回は下剤でダイエットをする方法や、下剤ダイエットにどんな副作用があるのかなどを紹介していきたいと思います。
下剤ダイエットとは?方法は?何キロ痩せる?
下剤ダイエットと聞くと、あまり良いイメージがない方も多いかもしれませんが、今何ダイエッターの中では下剤を使ってダイエットしている方もいらっしゃるんですよ。
方法としては、下剤を使用することにより、強制的に排便を促すため、便秘を解消して、ダイエットをする方法です。
まず一番に、ダイエットに便秘は天敵です。
便秘の方の腸の中には約1.5kg程の便が溜まっていると考えられています。
その溜まっている便を下剤を使って強制的に排便することにより、溜まっていた便の重さ分を一気に落とせるということです。
一時的にですが、溜まっていた便が強制的に排便されるので、すぐに体重の変化が見られるようになります。
下剤ダイエットは危険!こんな副作用が!
便秘の方にとって下剤は助かりますが、ダイエットのために下剤を使ってしまうのは危険なことがあるんですよ。
食べたものが吸収されない
ダイエットをしている方にとって、食べたものが全て吸収されて脂肪に変わるより、脂肪に変わらない方が嬉しいと思います。
ですが下剤は食べたものを、体内に吸収されない効果があるのです。
基本的に食べたものの栄養分は腸で吸収されますが、下剤は腸に効いて強制的に排便をさせるため、食事のタイミングで飲むと体に吸収される前に排便させるように働きかけてしまいます。
分かりやすいのは、胃腸炎の時など、腸が炎症を起こしていると、栄養が吸収されにくくなり、胃腸炎になって痩せだという経験もあるかと思います。
つまり、下剤でダイエットをして太らなくなったり、痩せたという場合には、下剤を使ったことにより、小腸が炎症を起こしている可能性が高いからなのです。
肌荒れや老化が進む
下剤を使うことにより、栄養が体内で吸収される前に排便されることになるため、体に必要な栄養分が必要な分だけ吸収されなくなってしまいます。
そのため、肌荒れや髪のツヤがなくなるなどといった見た目にも変化が現れてきます。
例え、その分サプリメントなどを飲んで栄養を補給しようと考えますが、栄養補給のために飲んだ成分までもが排出されてしまい、無駄になるのです。
ただ、痩せるというだけではなく、やつれたような、実年齢よりも老けて見られるようになってしまうこともあります。
このように便秘解消のために下剤を使うこともあると思いますが、ダイエットのために必要以上に使ってしまうと、かえって危険です。
健康的に下剤ダイエット効果を得たいなら腸活ダイエットがおすすめ
下剤を使ってダイエットに成功したいのであれば、下剤ばかりに頼るのではなく、次のようなことを試しましょう。
- 下剤はダイエットのためではなく、腸内環境を整えるための目的として使用する
- 水分をしっかりと摂る
- 腸活には乳酸菌を摂取する
まずは腸の状態を整えるために、下剤を使うようにしましょう。
下剤を飲む時には、朝から何も食べずに下剤を飲んで、その日は水分をしっかり摂取するようにしましょう。
腸に負担をかけないためにも、ぬるめのお水がベストですよ。
下剤を使って排便することにより、水分不足になりますので、できるだけこまめに水分を取ってトイレに行く回数を増やすといいでしょう。
そして乳酸菌が入ったヨーグルトなどを摂取するようにします。
そして、下剤ダイエットをしている時は、消化の良い食事や食物繊維を豊富に取ることで効果が期待できます。
むやみやたらに下剤を使って排便を強制的にするのではなく、毎日たくさん服用するのではなく、腸内環境を整えながらバランスの良い食事をとっていきましょう。
下剤ダイエットのまとめ
下剤ダイエットは排便を強制することにより、短期間でダイエットの効果を感じることができます。
ですが、正しく使用しなければ、腸内が炎症を起こしたり、綺麗になるためのダイエットのつもりが、痩せこけてしまったりして見た目がダイエットをしたというような状態にはならなくなります。
下剤を上手に取り入れながら、腸内環境を整える食事をとるようにしましょうね。