ローズマリーチンキを手作りしてみませんか?
美容効果が高いと期待されるローズマリーチンキ。実はその作り方はとても簡単なんです。
今回はローズマリーチンキの作り方と利用方法をご紹介します。
きっとあなたもローズマリーチンキの効果に驚くはずですので、ぜひ試してみてくださいね。
ローズマリーチンキとは?
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そもそも「チンキ」とは、ハーブの成分が抽出された液体のことです。乾燥しているハーブをアルコールにつけて作ります。アルコールを使うことで、水では抽出しきれない成分を効率的に取り出すことができます。
ローズマリーチンキは別名「ハンガリー王妃の水」と呼ばれ、若返りの水として知られています。若返り効果だけでなくシワやシミが消えるなどの美容効果があり、なんと肌の奥に深く刻まれてしまったシワにまで効くそうですよ!
ローズマリーチンキがシワに効くのは「ウルソール酸」という成分のおかげ。ただし、ウルソール酸は無水エタノールと反応して生成されますので、ローズマリーチンキを作るときには必ず無水エタノールを使ってくださいね。
また、ローズマリーにはもともと肌の殺菌効果もあるので、ローズマリーチンキの化粧水やクリームを使うとニキビができにくくなるとも言われています。
ローズマリーチンキと化粧水の作り方、材料について
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ローズマリーチンキは市販されているものもありますが、材料をそろえることで簡単に手作りできます。
材料は、乾燥したローズマリー20g、無水エタノール100ml、瓶などの蓋付きの保存容器2つです。2つの瓶のうち1つは漬け込み用、もう1つは保存用になります。乾燥していない生のローズマリーの場合は40g必要になります。
作り方としては、まず漬け込み用の瓶を煮沸消毒します。もし煮沸消毒できない保存容器の場合には、アルコール消毒して乾かしてください。この段階をとばしてしまうと、ローズマリーチンキに雑菌がわきやすくなりますので注意してくださいね。
次に、エタノールを漬け込み用の瓶に入れてローズマリーを浸します。蓋を閉めたら軽く振ってください。これで準備段階が終了です。ローズマリーチンキが完成するには約3週間から1ヵ月かかります。毎日1回は忘れずに瓶を振ってくださいね。
1ヵ月ほどすると、液体が濃い緑色になります。これでローズマリーチンキの完成です。完成したら茶こしやコーヒーフィルターでこして、保存用の瓶に入れてください。
ローズマリーチンキの化粧水を作る場合は、精製水で15倍程度にうすめてお肌につけてください。そのままだと濃度が高くお肌に刺激を与えてしまいます。お肌に合わないと感じたら、すぐに使用をやめてくださいね。
ローズマリーチンキの利用方法いろいろ
ローズマリーチンキは肌に塗るだけでなく、さまざまな利用方法があるのをご存じですか?
化粧水の他におすすめなのが軟膏です。ローズマリーチンキを作ったら、ワセリンとチンキを2:1で混ぜて、湯煎にかけてアルコールをとばします。10分ほど経ってアルコール分が抜けたら軟膏の完成です。
この軟膏は直接肌に塗ることができ、化粧水同様にシミやシワに高い効果が期待されます。特に夜寝る前のスキンケアにおすすめですが、ワセリンがべたつくのでごく少量を使うことをおすすめします。
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次におすすめなのが髪につけること。あなたが使っているシャンプーやトリートメントの成分に「ローズマリーオイル」と表記されていませんか?
ローズマリーには血行促進効果がありますので、発毛促進や美髪効果が期待されています。ローズマリーチンキを精製水で10倍にうすめて、お風呂あがりに髪につけると効果的です。
またお風呂に入れるのもおすすめです。ローズマリーチンキを保存容器のふたで1~2杯ほどを浴槽に入れて使ってください。血行促進の効果があるので、むくみをとったり冷え性の改善を促したりという効果が期待できます。
そのまま飲む方法もあります。この場合は、無水エタノールではなくウォッカやホワイトリカーで作ってくださいね。お茶に1~2滴たらして飲むと、体がポカポカとあたたまりますし、ローズマリーの香りで頭がすっきりしますよ。
ローズマリーチンキには効果や使い方がいろいろありますが、作用が強いのも特徴です。お子さまや妊婦や授乳中の方、てんかんをおこしやすい方や高血圧の方は使用を避けてください。
まとめ
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美容効果が高く、手軽に作ることができるローズマリーチンキ。「使ってみたら効果がすごい!」と、ローズマリーチンキ作りにハマる方も多いですよ。
特にシワやシミに悩んでいるのであれば、毎日のスキンケアで使える化粧水や軟膏にするのがおすすめです。ぜひあなたも試してみてくださいね。