不妊治療の流れ
不妊治療は、段階をおって、体外受精などの高度医療へ移行していくのが一般的です。
最初は、タイミング指導から始まります。
一般的な不妊治療の流れをまとめました。
タイミング指導
いろいろな不妊検査を行って、不妊の原因を明らかにする時期です。
その間にも、基礎体温表や超音波を観察新柄、排卵日を予測し、
医師が指導したタイミングでセックスをするなど、
自然な妊娠を目指す治療を行います。
タイミング指導&原因別治療
タイミング指導時に行った検査の結果を踏まえて、本格的な治療を開始。
この時期は、検査によりわかった、不妊の原因により治療が異なります。
たとえば、排卵障害があることがわかった場合には、
排卵誘発剤を使うなどの治療を行います。
さらに、過排卵にして、超音波検査を併用して排卵日を割り出すなど、
精度がアップします。
人工授精
夫から採取した精液を子宮内に注入して受精を促す、人工授精を試みます。
また、タイミング指導や原因別治療での結果を踏まえて、
たとえば、排卵誘発剤を使う治療では、さらに強力な注射を使うなど、
今までの治療より、一歩進んだ、高度な治療を試すこともあります。
一般的に、人工授精の費用は1回につき、1万円前後であるようです。
体外受精・顕微授精などの高度医療
上記の、一般不妊治療を数か月ずつ試してみた結果、
効果が認められなかった場合には、
体外受精や顕微授精などの高度医療へ移行します。
体外受精とは、卵巣から卵子を取り出し、体外で精子と受精させて、
その受精卵を、母体の子宮内部に戻す、という方法です。
顕微受精とは、おもに、重度の男性不妊の場合に用いられるもので、
顕微鏡を見ながら、体外に取り出した卵子の中に精子を注入して受精させ、
その受精卵を母体の子宮内部に戻す、という方法です。
一般的に、体外受精の費用は30万円〜50万円前後であるようです。